名を、弓月愛といいます。

月を愛し、月に憧れて参りました。
正しさを証明することもなく、
ただ、そこにあることの美しさ。

日毎夜毎に形を変え、
時には姿を隠している時も、
きっとあの澄んだ夜空を見上げれば、
再びあなたに会うことが出来る。
そんな月のような人でありたい。

昼間の太陽のような眩しい生き方が苦手な私には、
このような歩き方が、ちょうどよかったように想います。

強く語れた日もあれば、
何も言えずに、夜の底で考えていた日もあります。

ここに残しているのは、
誰かを導くための言葉ではありません。

私の生きる道の途中で、
ふと立ち止まったとき、
胸傷みつつ、涙をこぼしつつ、
そばに置いておきたかった、
思考のかけらです。

読み終えたあと、
何も持ち帰らなくても構いません。

ただ、月を見上げたあとのような静けさだけが残れば、
それで十分だと思っています。

弓月愛